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ページ執筆 2002. 9. 23
最終更新 2002. 9. 23 "LTP 2002": バーミンガム周辺の公共交通計画
LTP (Local Transport Plan) 2002 レポートの批判記事。 何か出ると批判するのはこちらの新聞の常なのでいいとして、 この記事に引用されている数字はなかなか興味深い。 特に、 Midland Metro の乗車人員が急減したとのデータに注目したい。 1999/2000年度は500万人を輸送した Metro は、 2000/2001年度には550万人まで輸送人員数を増やしたが、 2001/2002年度には480万人に急減したとある。 この減少の原因は、 この年度に見られた信頼性低下のためというが、 何かそれほどの大きなトラブルでもあったのだろうか (現在の Midland Metro の路線は高木の住所には関係ない場所を走っているため、 あまり詳しい状況を知らないのである)。 その問題が解消した後はまた乗客が戻りつつある、 とのことだが……。 一方、 バスの利用者は地域全体としてわずかに減少。 2000/2001年度の3億4700万人に対し、 2001/2002年度は3億3600万人、 3.2%の減少とのこと。 値上げのせいではないだろうか? LTPは、 2010年にこの数字を3億8200万人とする、 との目標を掲げているが、 記事にもあるとおり確かにどうやって実現するのか疑問である。 夕方6時以降、 それと日曜日のバスを抜本的に増やすとかすればいいと思うが。 鉄道の利用者は順調に増えており、 2000/2001年度が2280万人に対して2001/2002年度は2480万人、 しかし1998/1999年度の2570万人には及ばないとのこと。 こうしてみると、 この地域の輸送がバスによって支えられている、 という状況がよく理解できる。 これほどの都市がこんなにバスに依存していてよいか、 といえば疑問が多いといわざるを得ないが…… 画像に著作権表示の文字列がでる場合、 こちらをクリック。 高木 亮 webmaster@takagi-ryo.ac (c) R. Takagi 2002. All rights reserved. |