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1999. 11. 6記
Written 6 November 1999 伊王島ってどんなところ?
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▲伊王島中心街・馬込地区鳥瞰。 教会の建物が目立つ。 (大きな画像(JPEG): 109kB) |
ひとたび島に来てしまえば、
リゾートホテルを一歩出ると、
本土までは船で20分、
きっぷ代は片道600円もする。
結果、
島で時間をつぶすことになるのだが、
正直なところな〜んもない。
まあ、
都会の人は
「何か」
ないと過ごせないというのも問題があるような気がするのだが…。
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▲島の真ん中の橋、賑橋。 橋としては何の変哲もないが? (大きな画像(JPEG): 104kB) |
伊王島町ホームページによれば、 炭鉱があったころの最盛期には人口7000人を数えたこともあったそうだが、 1972年閉山後人口が急速に減少したらしい。
島は実は一体となっておらず、
中央を数10メートルの、
「水路」
というか
「海峡」
というか、
が隔てている。
その水路上には3つの橋がかかっているが、
どれも特に
(少なくとも今のところ)
珍しげな橋ではない。
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▲沖之島天主堂の裏側。 (大きな画像(JPEG): 103kB) |
▲沖之島天主堂の屋根。 (大きな画像(JPEG): 87kB) |
▲沖之島天主堂の正面。 (大きな画像(JPEG): 83kB) |
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▲伊王島の墓地。 「キリスト教式」なのだと思うが…。 (大きな画像(JPEG): 97kB) |
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▲伊王島灯台。 (大きな画像(JPEG): 73kB) |
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▲伊王島唯一のトンネル。 そんなに大きくはないが、町営バスも通るらしい。 (大きな画像(JPEG): 174kB) |
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▲伊王島大橋架橋予定地付近。 「本土」香焼町との間は案外近い。 (大きな画像(JPEG): 114kB) |
現地でもらったパンフレットには、 この地点に 「伊王島大橋 平成9年度事業着手」 とある。 現地を見に行くと、 何だか泳いで向こう側に簡単に行けそうなくらい近い。 事業着手とはいえ、 海の真ん中に足場のようなものがひとつある以外、 それらしいものは何ら見られなかった。 完成するまでにはまだ何年かかかるのだろう。 パンフレットの地図には赤いアーチ橋の絵が書いてあったが、 ホームページの情報を信じるならアーチ橋ではここを越えるのは少々難しく、 斜張橋か吊橋になるのかも知れない。
注 (2001. 5. 9) …… 伊王島大橋の完成予想図が町のホームページに掲載されていたが、 これによればこの 「大中瀬戸」 に橋脚をたてた上で、 最長スパンをニールセン・ローゼ桁でとばし、 そのほかは箱桁でつなぐ橋となるのだそうだ。
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▲町道塩町馬込線建設状況。 4つの橋が見える。 (大きな画像(JPEG): 103kB) |
大橋架橋予定地点に近い方から順に、 「船井橋」(平成7年)、 「磯道橋」(平成8年)、 「後口平橋」(平成9年)、 「二本松橋」(平成10年) と4つの橋が年にひとつずつ竣工している。 どれも短い橋であり、 年にひとつずつ地道に投資が続けられているところは好感が持てなくもない。
ただ、 橋が出来て 「本土」 化してしまった伊王島は、 リゾート・アイランドたり得るのだろうか。 市街地から船に揺られて来るところにこの島の 「リゾート」 としてのよさがあるのではないか、 という気がしてならない。 島民はそれで便利になるのだろうが、 そのためにリゾート施設がダメになり、 島の収入が減ってしまったら、 せっかく作った 「大橋」 の維持管理費すら出ないという、 一時のアメリカの長大橋のような状況が現れてしまうのではないか、 と、 高木は心配になるのだが…。