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1999. 8. 25発表, 9. 2記, 9. 4図追加
Presented 25 August 1999 (written 2 Sep, figures added 4 Sep)
平成11年産業応用シンポジウムOHP
JIASC 1999 Symposium: my slides
(OHP #1)
平成11年電気学会産業応用部門全国大会
シンポジウムS.1「鉄道・道路分野における新しい情報・制御・システム技術」
(1999. 8. 25.)
ICカードによる乗車券システム
○高木 亮(東京電力),曽根 悟(東京大学)
(OHP #1)
(OHP #2)
本日の講演内容
ICカード乗車券を取り巻く状況
ICカード乗車券の魅力
ICカード乗車券の問題点
日本での導入は成功するか?
一歩先の技術たち
(OHP #2)
(OHP #3)
ICカード乗車券を取り巻く状況
(1) ICカード自体の普及
メーカ:ソリューション提案のための社内組織
バスの案内放送装置等
ICカードタイプのクレジットカード
ICテレホンカード(NTT)
社員証、学生証(東工大、東大工学部)
(OHP #3)
(OHP #4)
ICカードのいろいろ
(
大きなイメージ(JPEG, 86kB)はこちら
)
(OHP #4)
(OHP #5)
ICテレホンカードの裏面
(
大きなイメージ(GIF, 38kB)はこちら
)
(OHP #5)
(OHP #6)
ICカード公衆電話の紹介を掲載したウェブ・ページ
NTT東日本のICカード公衆電話のページ
(OHPではスクリーンキャプチャ)
(OHP #6)
(OHP #7)
入館セキュリティキーとしても使用できる
非接触ICカード学生証を紹介したウェブ・ページ
東大工学部 TPAGE
(OHPでは
学内向けの使い方解説ページ
にあった画像を借用)
(OHP #7)
(OHP #8)
ICカード乗車券を取り巻く状況
(2) 公共交通出改札への適用増加
海外
ソウル(バス)
香港(Octopus Card)
TRAMET実験(東京都交12号線+バス)
山梨交通(バス)……NTTデータ、本年度内
JR東日本(定期券+ストアドフェアカード)
2001年1月導入予定
(OHP #8)
(OHP #9)
磁気カード乗車券の課題
乗客にとって改札通過が容易でない
定期券乗客に対して顕著。SFならば若干改善
セキュリティ機能の欠如
拾得券不正利用、プリペイドカード偽造……
現状以上の多機能化は困難
機能複合化(定期+SF等)、共通使用可能範囲拡大
自動改札機の設置・保守にかかるコストが高い
自動改札機1000万円/通路 など
(OHP #9)
(OHP #10)
ICカード乗車券の魅力 (1)
乗客にとって改札通過が容易になる
挿入から touch-and-go へ
定期券+SFの機能統合……カードの扱いが楽に
セキュリティ機能
ネガティブリストによる管理
偽造困難化
係員が不正を働くことへの対策
磁気券では手から切符が離れる「スキ」あり
(OHP #10)
(OHP #11)
ICカード乗車券の魅力 (2)
現状以上の多機能化
機能複合化(定期+SF等)
共通使用可能範囲拡大
compulsory discount(社会的弱者対応割引)
設置・保守にかかるコストの削減
リーダライタは機械的摩耗なし、保守コストが低い
リーダライタは安価・小型、既存改札機へ搭載改造容易
ICカード自体は高いがリサイクル利用等が可能
(OHP #11)
(OHP #12)
ICカード乗車券の問題点
(1) カードのコストが高い
ICテレカの登場:積み増し不可能なら安くできる?
リローダブル・カード……デポジットの徴収
よけいなお金をとられたように感じる:普及の障害
香港:HK$50, カード残額不足時の保証金
TRAMET実験でのアンケート
(八賀: 鉄道と電気技術, 10−4, 1999.4)
デポジット負担は金額によっては許容(49%)
平均金額は不明、1000円前後?
(OHP #12)
(OHP #13)
ICカード乗車券の問題点
(2) カード内情報の表示手段がない
JR東日本:定期券+SFの統合ICカード
定期券情報は繰り返し印字可能
SFカード関係は電子的記録のみ
TRAMET実験:非常に多くのトラブルの元凶
香港のケース
印字情報のない当日用磁気乗車券、リサイクル使用
ICカード化でも違和感なかった?
(OHP #13)
(OHP #14)
香港MTRの片道乗車券
印字・せん孔等は行われず、乗車券は再利用される。
表面(
大きな画像(JPEG, 23kB)はこちら
)
裏面(
大きな画像(JPEG, 15kB)はこちら
)
(OHP #14)
(OHP #15)
ICカード乗車券の問題点
(3) 複数カードの使用に弱い
IC公衆電話
2枚まで挿入可能
挿入順序にかかわらず残額少ないカードから使用
リーダライタに同時に複数枚を「かざし」たら?
複数枚所持の必要性自体を減らす必要あり
事業者間の共通乗車化が必須では?
TRAMET:「仮想的ポケット」
(OHP #15)
(OHP #16)
日本での導入は成功するか?
共通乗車化
民鉄では磁気券方式で先行
山梨交通(ICカード全面導入):バス共通カードエリア外
JRと民鉄/鉄道とバスの共通化には時間?
割引がない(鉄道用)
香港:磁気券によるストアドフェアより割引率を高め設定
JR東日本の動向にまずは期待
(OHP #16)
(OHP #17)
関東地区における民鉄・地下鉄共通カード導入を伝える新聞
(毎日新聞 1999年8月13日)
(OHP #17)
(OHP #18)
香港KCRCの運賃表
非接触ICカード(八達通、表右黄色の欄)は片道切符より1割弱ほど安い。
(1997年10月、高木撮影。
大きな画像(JPEG, 70kB)はこちら
)
(OHP #18)
(OHP #19)
一歩先の技術たち
輝きを失った? ICカード技術
開発が長期にわたった(JR東:1987開発開始)
電子マネー実験「惨敗」
反響のないICカード公衆電話
携帯情報端末の急速な技術進歩
IPASSコンセプトの提案(1995〜98,東大グループ)
携帯電話の付加サービス(例:NTTドコモ「iモード」)
重要性いや増す「乗客案内」
(OHP #19)
(OHP #20)
「ICカード公衆電話の普及活動活発化」
「あまりにも反響が少ないため」メーカが乗り出した。
(電気新聞 1999.7.26.)
(OHP #20)
(OHP #21)
「iモード」のサービス内容を告知するウェブ・ページ
NTTドコモ
(OHPで使用したのは
「iモード」解説のページ
ですが、このリンクはたどらない方が無難かも)
(OHP #21)
(OHP #22)
ま と め
非接触ICカードによる乗車券システムの
実用化の機運は急速に高まりつつある。
国内での導入が成功するかどうかは
現時点では懸念材料もあり予断を許さない。
携帯情報端末の進歩で、いずれは技術や
サービス内容について競争が起きることになろう。
(OHP #22)
高木 亮 / TAKAGI, Ryo
webmaster@takagi-ryo.ac
(c) R. Takagi 1998-2001. All rights reserved.