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最終更新 2005. 01. 02. Last updated: 02 January 2005
2001. 1. 7. / January 7, 2001
インターネットの真実
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I cannot agree with Dr Ohta's view stated in this article. It is true that the chargeable contents currently has only a limited size of market; however, it is limited only because there is currently no convenient way to collect small amount of charges from the individual visitors. |
インターネットのコンテンツは、 現時点でこそ無料のものが多いけれど、 この状態が今後も長続きするとは思えない。 しかるに、 太田氏は今回の記事で、 iモードでASP産業と多数の利用者を直結し、 日本のIT化の進展に貢献した、 と太田氏自身が解説するところのNTTドコモの収益構造を見て、 次のように主張している。 昨年9月期のドコモの中間決算では、 約10億円がiモード向け有料情報サービスの料金回収代行料であるそうだ。 料金回収代行料は9%だそうだから、 iモード公式サイトの全体の収入は111億円となる。 一方、 iモードのパケット通信料の収入は1133億円とのこと。
こういう現状だからといって、 「情報通信の本質は、 金額的に些末なASP (注: Application Service Provider) 産業ではなく、 ネットワーク部分にこそあることは明らか」 という話になるんだろうか。
それとも、 どう見ても高すぎる接続料を接続業者がとり続けることが、 今後とも正当であるとでもいうのだろうか。 そんなはずはないだろう。 「インターネット」 がみたくてみんながネットに接続するわけがない。 コンテンツが見たいのである。 それなのに、 コンテンツには対価が払われないのが当たり前、 接続料だけがかさんでゆく、 そんな状況では、 IT革命なんてものはとうていおぼつくまい。
現在有料コンテンツが少ないのは、
単に金を動かすいい仕組みがないからに過ぎない。
逆に、
そのような仕組みが現れたなら、
ほとんどのコンテンツが有料の方向に動いていくことは確実だろう。
もちろんそうなったところで、
よほどのことがない限りは、
コンテンツサイドも高い料金はとれないだろうが…