RTざんまい / RT Zammai
 
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2000. 1. 12. / January 12, 2000

いろいろあった年末年始
So Many Happenings Around the Turn of the Year

トップページデザイン変更

昨年までのトップページ画像 / Last year's top image 新年を迎え、 多くの雑誌が表紙の模様替えをした。 わが 「RTざんまい!」 もウェブマガジンスタイルにすることにして (といいつつウェブマガジンのきちんとした定義を知っているわけではないのだが…)、 トップページをだいぶ模様替えしてみた。 巻頭言も今回からこのように別ファイルに記述することにした。 読者諸氏のご感想などいただければ幸いである。

昨年のトップページに使っていた画像は右にあるようなただの文字だけで、 著者の写真等はいっさい入れてなかった。 高木は自分のカメラ写りを信じていないからというのと、 顔を出しておいて後で何かあるとヤダ、 というのが主な理由だった。 しかし、 自分では信じたくないがカメラは自分の顔をきちんと写しているという話だし、 「後で何かある」 というその 「何か」 とは何か、 考えてみるとあまり危険なことは起きないような気もする。

Renewal of "RT Zammai" top page

Like many magazines, I have renewed the top page of my "RT Zammai", making it a new web magazine. Instead of last year's character-only title image shown above, this year's title image includes my own photograph. Although I normally do not like my face taken in a photograph, I am rather satisfied with the new one thanks to the retouching software. Any comments are welcome.
昨年、 大学時代の同期のA君がアクセスしてくれたが、 彼の持論は 「著者の写真がないようなホームページは怪しい」 ということらしい。 「おまえのとこのページには写真がないぞ、 何か法に触れるようなコンテンツでも入れるのかい」 というわけである。 何か前半と後半の間に夥しいギャップがあるような気がするが。 そこで、 高木は他の多くの有力なウェブサイトでも作者の写真が載っているところは稀だよと説明した上で、 「僕が1歳の時の写真は載せてあるんだけどね」 (参照: このページのいちばん終わり) といっておいた。 もちろん、 こんなので彼の要求が満たされるはずもないのだけれど。

どうせ高木の写真はいくつかの雑誌記事等といっしょに出ているので、 特に隠す理由もない。 そこで、 今年からはトップページを飾るタイトル画像に、 ディジタル・カメラで撮影し、 フォトレタッチ・ソフトで適当に加工した高木の顔を入れておくことにした。 何となく赤ら顔がイヤだが、 まあまあいい出来に仕上がったからいいことにしよう。

Y2K…何か起こったような、起こらないような

Y2K ... Something did happen, but not as expected

Many people might have been busy preparing for expected Y2K problems. Although no severe problems like widespread electricity outage were found, small troubles did occur (e.g. atomic power plants operated by Tokyo Electric Power Company reported eight Y2K-related troubles). Although some critics say we were too much afraid of Y2K bugs, and although Japanese people in general were too nervous, I believe that the disaster was simply prevented by the preparation.
それにしても、 年末最後の更新からついに1ヶ月が経ってしまった。 この間個人的にもいろいろあったが、 「コンピュータ西暦2000年問題」 への対応で忙しい年末年始を過ごした方は読者諸氏のなかにも多いのではなかろうか。

結果的には、 心配されたライフラインの停止とかいった事態は発生しなかった。 東電の原子力発電所でいろいろなトラブルが続発して多少問題になったようだが、 それも原子炉停止に至るようなものではなく、 全体としては平穏無事に済んだといってよいと思う。 日本では東京証券取引所の大発会が中止になったりして 「Y2Kにもっとも神経質になった国」 と揶揄されることになってしまったらしいが、 あれだけ神経質になった原子力発電所でもこれだけトラブルが出たわけだし、 警戒していて何もない方が警戒せずに大災害に逢うよりよかった、 といえるのではないかと高木は思っている。

ただ、 確かにお祭り騒ぎがもう少しあってもよかったかもしれない。 高木が出かけたその種のイベントは、 東京・丸の内の通称三菱村のただ中を南北に走る 「丸の内仲通り」 で開催されていた 「東京ミレナリオ」 だけだった。 本当はトップページでお写真を紹介しようと思っていたのだが、 公式ホームページに肖像権に関する記載があったので、 写真を紹介するのもやめておくことにせざるを得ないのが残念だ。 このイベント、 12月25日の終了10分前に仲通りに駆け付けたが、 イルミネーションの中を全部通り抜ける前に消灯時間となってしまった。 どうやって消すのかと思ったら、 全体が一度にばちっと消され、 「ミレナリオは終了です」 と案内放送が人を追い立てるという無粋さ。 操作をせめて3段階程度に分けて、 だんだん暗くして行くとかいった演出があってもよかったのに…。

なお、 高木の自宅では、 手持ちの計算機等いろいろ調べてみているが、 今のところY2Kがらみのトラブルは見当たらない。 このウェブページを発信しているレンタルサーバの方も、 リブートすることなく2000年を迎えることができたようだ。

新幹線が台湾に売れた?

Shinkansen to Taiwan?

Just before the turn of the year, a surprising news was on the newspapers saying that the Taiwan New High Speed Rail project has decided to accept Japanese Shinkansen system. If it realizes, it is the first export of Shinkansen. While Japan is competitive in the manufacture and export of "smaller" items like automobiles, she does not have enough experience in exporting large-scale high-tech systems in general. The reason for success of Shinkansen in Taiwan is not yet clear, but this is surely a good chance for Japan to learn.
年末も押し詰まったころに、 日本鉄道界に大ニュースが舞込んだ。 台湾の高速鉄道計画に日本のグループが受注しそうだというのである。 これが実現すれば、 簡単にいうと新幹線が史上初めて海外に輸出されることになる。

受注の主な理由は、 昨年大きな震災を体験した国として日本の震災対策技術、 特に早期地震検知警報システム 「ユレダス」 のようなシステム技術が決め手のひとつになったと聞いている。 ただ、 今回の台湾やトルコの地震は1995年兵庫県南部地震と同じいわゆる直下型地震であり、 ユレダスが想定する陸からやや離れた海底で起きる巨大地震とは違うから、 ユレダスでこのような被害を食い止められる可能性はあまり大きくない。 それに、 日本に経験があるといわれても、 兵庫県南部地震の被害地域を抜けていた山陽新幹線の高架橋の無惨な状況を見ていると 「ほんとうのところ、何ができるの?」 と言いたくなる。 新幹線では死傷者こそ出なかったが、 それは単に地震の発生時刻が始発電車の通過前だったというだけのことだ。

そういうわけで、 何が決め手かほんとうのところはよくわからないが、 ともかく今まではTGVを売り込むフランス勢の前に苦汁をなめてきた日本鉄道界には朗報であり、 関係の方々のご努力に敬意を表するとともに、 ここは元関係者として高木もすなおに喜びたい。 そういえば、 森嶋通夫氏が昨年刊行した 「なぜ日本は没落するか」 において 「鉄道の新幹線は(中略)優れたイノベーションであるが、 新幹線の国外での販路の開拓には遂に成功しなかった」 と述べていたが(p. 66)、 最終的に受注に成功すればこの記述も間違いということになる。

自動車のようないわば 「小物」 の輸出には強みを発揮する日本も、 この種の先進的大規模システムの輸出は (土木関係を除けば) あまり経験がないのではないか。 その意味では、 鉄道界だけでなく重電メーカの関係の方々も、 この機会を捉えて大いに経験を積むことを期待したい。

ディジタルカメラ、2台目PC、レーザーディスク

Digital camera, second PC and laserdiscs

Last section of this cover story is devoted to my personal issues... Bought a digital camera and a second-hand PC. These were necessary to simplify web page authoring, but what I really want is a film scanner, which seems too expensive to me. In march last year I bought a laserdisc player, and I have got another "LD box" which contains 13 laserdiscs. Since February last year, I have obtained 45 discs in total in one year... What a big expense!
最後に個人的なことを少し。 悩んだ挙げ句、 年末にディジタルカメラを購入した。 ウェブページに写真を取り込むのが面倒くさくなったからであるが、 ほんとうは今でもフィルムスキャナがほしいのである (でも高い!)。 会社で備品として買ってくれないかな、 と思っている昨今だが、 経営事情が厳しくなりつつあるのでそのような甘えは多分許されないだろう。 何かいい言い訳がつくとよいのだけれど。

そのディジタルカメラからのデータをフロッピィディスクで読み取る便利な装置があるのだが、 そのためのソフトをインストールするには 「Windows 95/98 またはシングルプロセッサの Windows NT 4.0」 が必要なのだそうで、 それがない高木は友人T氏から中古のPCを譲り受けることになった。 もっとも、 「ぷらっとホーム」 のディスプレイ・キーボード・マウス切替器などお高い部品を追加購入したりしたので、 結局何かいまどきの新しいサブ1000ドルPCを買った方が安かったかも知れない。 それに加え、 大学で使っていた Sun SPARC Station 5 が自宅に戻ってきたので、 いっきにコンピュータ大尽になった気分である。

また、 年末に LD Box をまたまた購入した。 考えてみると、 昨年始めにLDを初めて購入してから1年で、 購入したLDを枚数に直すと45枚。 いったいいくら使ったのだろう? ただし作品数でいうと、 テレビシリーズものが枚数を稼いでいるので大したことはない。 多分これでLDは打ち止め、 今後は買うにしてもDVDなのだろう。

そういえば、 ディジタルカメラを買うかどうしようか悩んでいたころ、 対抗馬だったのがCCD付きノートパソコン。 特に東芝の Libretto とソニーの vaio C1 あたりが候補だった。 ところが、 今年になって Libretto にトラブルが報告された。 その CCD をカメラとして使うためのソフトウェアが 「Y2K」で動かなくなる、 というもの。 買っていたら高木も関係者になっていたわけで、 何か不思議な気分である。 こういうときは根拠なく思うわけである。 「もしかしたら、 今年は運がよいのかも…」


ウェブマガジン第13号 / Web magazine No. 13:
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高木 亮 / TAKAGI, Ryo webmaster@takagi-ryo.ac
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