RTざんまい / RT Zammai
 
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2001. 1. 1. / January 1, 2001

2050年の鉄道
Railways of Year 2050

目次 / Contents

21世紀がやってきた

Here comes the 21st century

Because of the delayed updates in the latter half of Yr. 2000, the 21st issue of RT "Zammai" happened to be the first issue of RT Zammai of the 21st century. I thank you for your continued supports and cooperations.
昨年後半に更新をサボったため、 特に意図したわけではなかったけれど、 第21号が21世紀最初の 「RTざんまい」 とあいなった。 というわけで、 ことしもなにとぞよろしくお願い申し上げます。

これまでの総ページビュー数、約21,300。 トップページのアクセスカウンタの現在の数字が約3,200。 まあこんなものかな、 と思う。

ちなみに、 はやくまともなアクセスログ解析ソフトを入れて、 このアクセスカウンタから解放されたいと思っている。 アクセスカウンタというのは非常に管理が面倒だし、 そもそも何を測定しているのかよくわからないところがある。 ユーザにしても、 別にページのカウンタの多寡などそれほど気にするわけではなかろう。 アクセスログを解析すれば、 そんなのは管理等なしに、 しかもより正確にわかってしまうのである。

ちなみに、 アクセスログを解析するとけっこういろいろなことがわかる。 アクセス元の IP アドレス、 ウェブサーバソフトへのリクエストの内容、 使用しているソフトウェア、 リファラー (このページを見る前に読んでいたページ) などなど。 検索エンジンからとんできた場合、 どんな用語を使って検索した結果当該ページがヒットしたかもわかることが多い。 もちろん、 そのようなログ解析から得られた情報は、 アクセス数データのように個人の特定につながる可能性のない情報でなければ、 当サイトではいっさい公開しないつもりなので(注)、 安心して接続していただきたいと思う。

(注)……ただし、 警察等が法的根拠に基づいてその公開を要求してきた場合は、 話が別ということになろう。
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21世紀こそIT時代

21st century will be the real IT age

I believe that, as seen in the GM (Genetically Modified) food problems, the genetic technologies, especially the ones like artificially designing the genetic disposition, will not gain wide social acceptance because of the uncertainty about their safety. However, the genetic information of an existing person will be utilized to improve effectiveness of medical treatments, contributing to the extension of the person's life. I also believe that the IT is still in its infancy; it will continue growing until it includes almost every communication (

20世紀に起きたことを回想すると、 それはものすごい変化であったと思う。 21世紀最初だし、 やはりまずはどんなことが起きるのか考えてみるのも悪くないだろう。

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遺伝子技術

21世紀はゲノム(遺伝子)の世紀だとよくいわれる。 しかし、 例えば遺伝子組み替え食品にしても、 その安全性に疑問符をつける向きが多い現状では、 こうした技術の大幅な普及は今後も期待できそうにない。 おそらく、 遺伝子を積極的に組み替えにゆくような種類の技術は、 ほとんどが同じ憂き目に遭うことになるのではないか。 ということは、 よく「よさげな遺伝子を組み合わせて人間を『設計』する」 などという、 「神をも恐れぬ」 ような話がまことしやかにいわれたりするけれど、 おそらくはそういうことはあまり起きないのではないか、 ということだ。

結局のところ、 この種の不安感を払拭するためには、 長い時間をかけて実績を積むしかないだろう。 浅学の身で根拠のない予測だが、 実績を積み不安を払拭するために100年は最低でもかかるのではないか。 つまり、 21世紀中はこの種の技術でバラ色の未来とはいかないように思われる。

遺伝子の中身がわかるということは、 それはそれで大きなことだ。 恐らく、 現在はいわば 「出してみないとわからない」 薬との相性なども、 事前に血液検査等で詳細に判明するだろう。 よく、 ふつうの抗生物質を投与したらショック症状で患者が危険な状態に陥った、 とかいう話を聞く。 そこまで深刻でなくとも、 ある薬がある患者には効果があるが、 別な患者には効果がない、 というような現象はよくあることだ。 こうしたことが、 遺伝子データから事前に予測が可能になり、 患者にあわせて最適な薬が処方できるようになったりするのだろう。

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IT技術の進歩は当分続く

遺伝子のデータ量自体は、 多分現在か近未来のその辺のPCが現実的に取り扱えるデータ量と比べて、 そう極端に多いということはなさそうだ。 よくインターネットとゲノムを等置している論者をみかけるが、 IT技術とゲノムの世界が同じ大きさに達することは、 当分なさそうに思える。 当面ゲノムもIT応用分野の one of them に過ぎない状況が続くことになると思う。 もちろん重要であることには違いないが。

森首相がいっしょうけんめい 「IT革命」 とかふれまわっているが、 IT革命自体はまだそのプロセスのほんの初めの部分にいるだけだと思われる。 PCの不安定さなどその象徴かも知れないが、 「情報化」 されているデータの少なさという点でもまだまだ改良の余地は多いと思える。

例えば、 世の中のほとんどあらゆる文書が、 実際にはコンピュータの力を借りて作成されているのに、 それを目で読み、 キーボード等に入力し直すという作業はほとんど減っていないわけである。 電子メールの普及などによっても、 この種の作業の全体のうちのごく一部が減らせたのに過ぎないだろう。 こんなものが廃絶に近いところまでゆかない状態では、 IT革命未だしといわざるを得ない。

逆にいうなら、 それに限りなく近い地平に接近し得るまで、 我々のIT革命は前進を続けるに違いない、 ということである。

最終的には、 我々の脳がネットにつながった状態、 あるいはそれにほぼ等価な状態を作り出すところまで、 我々は現在の方向性を維持し続けるだろうと思われる。 つまり、 モバイルと現在いわれているものがネットへの接続のふつうの形態となる、 ということだろうと思う。 ネットと脳をほんとうに直接接続する技術もできる可能性が高い (げんに 「人工視力」 なるものが実現したという報告もすでになされている) が、 現在のマン・マシン・インタフェースが高度化する、 と考えるのが、 もっとも現実的なセンではないかと思う。

ネットから脳への伝送は、 ヘッドホンとかメガネ形のディスプレイとかいったデバイスで実現できそうだ。 もちろん人間の脳がこれを認識するため、 非常にすばやい反応は期待できないけれど、 それで十分ではないだろうか。 逆に、 脳からネットへの情報伝達のほうをどのように実現するかまでは、 まだよくわからない。 キーボードを叩くかわりに、 センサつきの薄い手袋を取り付けてもらって、 指の動きを感知する、 という手が使えれば、 それがもっとも現実的であると思われる。 キーボードとは異なる動かし方になるだろうが、 例えば車の運転中も入力可能な形にすると嬉しいかも知れない。 むろん、 周囲を気にする必要がなければ、 音声認識で情報入力というのが当たり前の世界になるのだろう。

そのような技術革新が続くことによって、 すべての情報や通信、 それも人間と人間の会話のようなものまで含めたすべてが、 ITベースになるといえるレベルまで、 ITは進化し続けることになるだろう。 その結果、 例えば人間が顔を突き合わせ、 機械を通さず音声で会話する機会ですら、 皆無になるわけではないにしても減ってしまうことになるだろう、 と思われるのだ。

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IT時代の交通

Transportation in the IT age

Therefore, it seems apparent that the 21st century will be marked as "the century of IT". In this IT era, the "normal" business trips, such as those who go only to meet somebody and discuss over written documents, will decrease, while the load put on logistics systems will increase. Personal travel for leisure purpose will also increase, and in total the transportation systems should cope with much higher transport demand. No new technology like airlines in the 20th century will emerge in the 21st century; IT will be the key tool to reinforce existing transportation systems. In this way, transportation in the IT era will be driven by ITS, intelligent transportation systems.
こうして、 21世紀は明らかにITの世紀と位置づけられることになると思われる。 このことは、 交通にいったいどのようなインパクトをもたらすものなのだろうか?

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人の行き来は減る?

まずいえそうなことは、 日常的な行き来、 すなわち出張して会議に出るとかいうやつはぐっと減るだろう、 ということだ。

この点に関しては議論が多い。 実は、 これまでにも 「交通需要を通信が代替する可能性があるのでは」 と期待されたことがたびたびあった。 しかし、 そのたびごとにその期待は裏切られ、 交通需要はむしろ通信の発達によって喚起されるらしい、 ということになってきた。 しかし、 そのような単純な関係が永遠に続くはずはないとも思われる。

例を挙げて考えてみよう。 高木が現在勤める会社の研究所は、 本社組織が存在する地点から約20kmほど離れた地点にある。 だから、 研究所勤務の者が本社組織の人間と会談するときは、 一方の者がいちいち他方に出向かなければならない。 しかし、 交通機関に頼って行く限りこの時間をゼロにすることはできない。 できれば時間のかかる移動はなくしたいと思う人が大半であろう。

よくいわれるのは、 相手の顔色を見ながら会議することに意義がある、 というものだ。 しかし、 顔色を見るとかいうレベルのことであれば、 カメラが送信する映像の画質とか、 音を拾うマイクの音質とかいったものを向上させればよさそうに思える。

問題は、 むしろドキュメント等のほうなのではないだろうか。 必要な資料を複数人で同時に見つめることで見えてくるもの、 というのは確かにあるからだ。 しかし、 そのようなことを離れた2地点で実現する技術も、 比較的近い将来実現可能になりそうである。 問題は唯一、 現在そうしたドキュメント等の多くが、 電子化されない状態で存在しているという事実のみである。

こんなことだから、 IT技術の進展によっておおよそ21世紀中頃までには、 人の日常的な行き来が減りだす可能性が大きいように思われる。

もちろん、 会議などのお仕事では 「お酒をいっしょに飲む」 というのもあるわけで、 そういうのが減る可能性はあまりない。 しかし、 この部分は 「日常的な」 つまりお仕事というよりは、 いわば休日、 レクリエーションに近い話だろう。 こういう分野では、 メディアが伝える情報が人を移動にいざなう効果は、 今後も減ることはないだろうと思われる (もちろん、 今までのように一本調子の増加傾向というようなことはないかも知れないが)。 バーチャル体験なんてものは、 21世紀後半になっても 「所詮はバーチャル」 であり続けるだろうと思う。 従って、 現在でも問題になっている休日の交通混雑・渋滞が、 今後はますますひどくなり、 より本格的な対策が求められることになるのではなかろうか。

一方、 物流の重要性はいや増しそうな気配がする。

いくらいろいろなものがオンラインで発注できても、 モノを運ぶことはできないだろう。 ITシステムを通じてモノを運ぶ、 すなわち受信者側でそのモノを即席製造してしまうような技術は、 書籍など限られた例外を除けば21世紀中には開発できないように思われる。

となれば、 発注されたモノは今までどおり物流システムが頑張って運ぶしかない。 結局、 人間の動きが減った分は、 物流システムが補って余りあることになるのかも知れない。

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ITSの世紀

20世紀という時代をひとつの技術で代表させるのは多くの場合間違いなのだろうが、 ○○の世紀、 というのを交通関連の技術でひとついうなら、 「航空機の世紀」 というのはそうとう当たっているように思える。 第二次世界大戦以後、 戦争において戦闘機の果たす役割はどんどん増大している。 冷戦終結の象徴となったベルリンの壁崩壊は、 列車ではなく航空路線が存在し、 西ベルリンと西ドイツ 「本土」 とが直結されている、 という条件がなかったなら、 そもそも起きなかった可能性がある。

21世紀には、 この種の画期的な技術は登場せず、 既存の交通システムの改良に終始する可能性が高い。 例えば、 都市型索道など、 現存しないシステムが登場し、 それが幅広く受け入れられる可能性は低いのではないか。 唯一可能性がありそうなのが、 LRTなど既存の技術を用いた軌道系交通と、 ITSを満載した超知能化自動車ということになろう。 その意味で21世紀は、 ITの世紀であると同時に、 ITSの世紀ということになるのかも知れない。

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トランヴェールの未来予測

The future forecasts on the magazine "Train Vert"

The January 20001 issue of "Train Vert", the magazine published as a seat pocket service on the Green Cars (1st class seats) of trains run by JR East (East Japan Railway Co.), features the forecasts of future travels in the 21st century. In the feature articles, the editors proposed that the travel in the 21st century will be characterized by the four keywords: E, A, S and T, which stands for E-tour, Arealogy, SIT and Technology, respectively. E-tour is the travel integrated with the internet; the Net will attract people for another, new travel experience. However, Arealogy (the word coined by the editors which represents deep interest in the aspects of a specific area) or SIT (Special Interest Tour) indicates that every person has his/her own interest, and therefore travel differently. This means that the transport Technology should cope with this variety of passenger demands. What is proposed in the Train Vert magazine will be the future trend of railways; a similar directions were presented at the lecture given by RTRI as "cyberrail".
JR東日本企画が発行する雑誌 「トランヴェール」 が、 2001年1月号で 「21世紀の旅」 なる特集を行っている。 新世紀型旅行は EAST になる、 ということらしい。 もちろんJR東日本が旅を独占するといっているわけはなく (鉄道屋としてはそれはそれで嬉しい部分もあるが、 まあそうはならないだろうね)、 別に人々がすべて東に向かうとか小説ばりの言明をしているわけでもない。 E-tour (インターネットと旅の融合みたいな話)、 Arealogy(編集部の造語で、地域学とでもいうべきか)、 SIT(Special Interest Tour)、 そして Technology である。 なかなかいい線ついているかも、 と思う。

「E」すなわちインターネットは、 今後も人を「旅」に誘う力を持つ。 しかし、 「A」(地域学) とか 「S」(個別趣味) とかいうのは、 「旅」 がマスプロ的なものから個性的なものへと変化することを意味している。

このことは、 「T」 すなわち交通技術も、 そうした方向の変化に対応する必要があることを意味している。

今回、 「T」 の部分を多少お手伝いさせていただいた。 2050年の鉄道旅行ということで、 何かいろいろお話しした設定をベースに、 タケイ・E・サカエさんがイラストを描かれたものだ。 言葉を絵にするとああなるか、 と高木自身感動した次第で、 ここで高木がが何かコメントするとかえって安っぽくなってしまいそうだ。 しかも、 怪しげな 「高木博士」 の似顔絵が、 けっこう恰好よく描いてあったりもする。

このトランヴェールの2050年ストーリーの技術的要点は次のようなものである。

  1. 東京近郊の通勤電車が走るような路線は、 小型の車両でほぼ直行輸送 (乗り換えなし、 途中停車も最小限) が可能になっている。 何百メートルもの長さを持つ列車などというものは存在しなくなる。
  2. 列車はダイヤなしのデマンド運行。 しかも、 乗り換えが必要な場合でも、 列車間の接続は必要十分な時間をもって自動的に確保される。
  3. 駅構内は、 「改札内」と「改札外」の区別がつかなくなっている。 そもそも改札も切符も必要なし。 大きな駅は、 デパートの売り場のすぐわきから電車が出るようなスタイルで、 もちろんホームドアで安全が確保されている。
  4. 新幹線はさすがにダイヤなしではないようだけれど、 走行中に列車の分割・併合を行う 「ソフト連結」 技術なども用い、 現在よりさらに高速で走る。
  5. 手荷物サービス。 これは、 昔鉄道で「チッキ」と称して行われていたサービス、 あるいは現在の旅客航空機で行われているサービスをさらに高度化したもの。 間違って預け入れた荷物を途中で引き出すことも可能。
  6. ロボットが我々を認証するさい、 当たり前のようにバイオメトリクス (生物学的認証) を使う。 多分顔を見るだけで誰だかわかる。
  7. 突然の予約変更も可能。 その際、 観光案内情報なども引き出せるし、 タクシー、 観光船、 バスの予約なども列車に連動して完了する。
こうしたことを通じ、 我々は個別のニーズ (「わがまま」といいかえてもいいかも知れないが) に応じたサービスを受けることができるようになるだろう。

ただし、 多くの利用者は 「これは鉄道」 「これはバス」 「これは自動車」 と意識させられることもなくなってゆくのではないか、 とも思う。 IT技術の進展とユニバーサルサービス化、 それに恐らく21世紀に方向性が見えてくる自動車の所有形態の変化 (要するに自家用車は持たない) によって、 そのような方向に動いて行くのではないか。 若干の期待も込めて高木はそのように考えている。

鉄道が2050年にも今とまったく同様な形で存在していることは、 高木はほとんど期待できないと考えている。 しかし、 このように高度化した鉄道であり得るならば、 生き残りのチャンスは十分、 というよりむしろ可能性が広がる時代なのかも知れない、 とも思う。 ただ、 この高度化はかなり大幅なシステムチェンジを伴っているから、 この方向に鉄道が歩み出すためのタイムリミットは目の前に迫っており、 いま方向転換の決意を固めなければ鉄道の未来はない、 そう本気で考えていた。

高木ごときがそう思っているくらいなら専門家だって多くはそうお考えであるらしく、 実にタイムリーな内容の講演会が鉄道総研によって開催された。 第13回鉄道総研講演会のテーマは「サイバーレール 〜鉄道におけるIT」。 高木が当ウェブページで紹介しようと試みてきた IPASS は 「システムコンセプト」 という位置づけだったが、 「サイバーレール」 はシステムコンセプトではなく、 将来期待されるサービスを実現するための情報システムの枠組みである、 という言い方で、 その考え方の詳細が紹介された。

「システムコンセプト」 (システムないしサービスのあるべき姿) と、 それを支える情報システムの「枠組み」とは、 必ずしも明確に区分することはできないと思う。 その意味で、 IPASS のようなコンセプトは明確に織り込まれていた。 鉄道総研が今後重点的に取り組むテーマということであるらしい。 もちろんいますぐに実現可能というものばかりではないけれど、 こうしたコンセプトの一部が実現するまでにそう長い時間はかからないことを、 高木は今回の講演内容を聞いて改めて確信した。

情報システムと鉄道。 その融合からどんな世界が広がって行くことだろうか。 さあ、今日から21世紀だ。


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高木 亮 / TAKAGI, Ryo webmaster@takagi-ryo.ac
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